外壁のカバー工法とは?
外壁のカバー工法とは?
カバー工法とは?現在の外壁の上から新しい外壁を重ねて張る工事の事を言います。『重ね張り』とも言います。主に耐久性の高い金属のサイディングを使用する事で、窯業系のサイディングよりも長く外壁材としての機能を維持できることがメリットです。この金属サイディングにはガルバリウムとアルミがあり、メリットはそれぞれにありますが両者ともに強い耐久性は金属だからです。『割れない・浮かない・切れない』と言うことが外壁材の防水性能は一番です。シーリングで防水を頼らない工事をすることでメンテナンスフリーを実現する事が可能です。また当社での一番施工を頂く事が多いお客様は一回目の塗装の時に判断して頂いているお客様が一番多いです。10年後にもう一度塗装をするなら一度で済ませたい。見た目だけでなく、その他のメリットなども含めて初回の外壁のメンテナンスでお考え頂いていおります。また次に多い方は一度、二度塗装したお客様が『やはり塗装ではダメだから』とカバー工法を依頼頂きますがこの流れが一番コストがかかります。近年の商品は15年保証ありますので一度の工事で長期間の安心にも繋がります。他に10年保証の商品でもメーカーの見解としてはその程度でまたメンテナンスが必要な商品ではないと言われていますので安心して使用して頂いて問題ないと思います。
■住みながら新築のように生まれ変わります。
リフォームに最適な外壁材
外壁のカバー工法の施工手順
ここでは外壁のカバー工法の施工手順を説明させて頂きます。当社での施工の手順ですが他業者様も手順としては、ほぼ一緒だと思います。部位によって他社様では使用しない部品などもあります。長年の経験で必要な部品。またコストは高いが使用した方が良い部品などもあります。近年の特徴としては、随分前では表現出来なかった煉瓦やタイルや木彫などがとてもリアルな柄になりました。またスタイリッシュな商品は素材自体の精度も上がり、なお精度の高い見た目と仕上がりになるようになりました。丁寧に説明させて頂きますので是非ご覧ください。
※施工画像は当社での様々な物件の施工中を混合しております。
下地施工※写真をクリックで拡大
まずは下地の施工になります。住宅がメーターモジュールや尺モジュールに寄るのですが、基本的には455mmピッチでの下地の施工です。 メーカー推進(マニュアル上)では600mm以内が必須になります。当社では樹脂にアルミの心材の入った下地材を標準で使用しています。 ほとんどの住宅に65mmのビス固定になります。(鉄骨下地の場合は鋼鈑用の釘での固定をする場合もあります) 浮いた外壁など中の柱に直接締め込む事で浮きを補正する事も可能です。
各種部品の取付※写真をクリックで拡大
左の画像はサイディングの張り出しのスターター部品です。アルミ押出し部品で取り回しや見た目が一番良いトステムを使用しております。 現状のサッシ色に合わせた色のラインナップがあります。サッシ廻りなどに部品を取付けることが下地工事の後の作業になります。
本体工事※写真をクリックで拡大
ひと通り部品を取付けたら本体の施工です。ビスかステンレスのリングネイルで固定します。この本体の施工に入るまでの下準備の 下地と部品の取付に日数がかかります。本体の施工が始まると進んでいく様子が早くなります。
出隅・連結のカバーの取付※写真をクリックで拡大
仕上げの作業です。各種部品を取付けていきます。同質部品は一体感があるので違和感のない仕上げになります。コーキングをカバーに先打ちして取付けていきます。 コーキングをするのは防水というよりはズレ防止の意味合いで挟んでおります。
コーキング仕上げ※写真をクリックで拡大
入隅やサッシ廻りにマスキングをしてコーキングをします。する・しないや部位は業者さんにもよりますがまちまちだと思います。 この作業をしてから取り外したものなどを戻していきます。
完成※写真をクリックで拡大
完成です。見違える仕上がりになりました。お好みの外壁の選択でお客様のイメージ通りに仕上がります。
外壁のカバー工法をするうえで
施工の方法は業者さんによって様々です。当社が正解というわけではなく、こうあるべき理想の施工は心がけております。使う部材、ビスや釘などもそうですが、表に出るビスなどはステンレスなどが望ましいなど思うわけですが、大半の施工業者さんは下請けさんが施工されるので様々なものを高いものよりもお安いものを使いがちです・・・
特に外壁の部品や部材はメーカーには大体高い部品とお安い部品と両方揃えているので、どちらを使うかで仕入れもクオリティも大きく変わりますのでカタログなどを見てわからないことがあれば業者さんに相談しましょう。ただ一つ一つ細かい質問など投げかけた時に返事があやふやだったり、後日などの業者さんは慣れていないんだろうなと思います。